オンリーワンでいたいから

オンリーワン企業の大有で働く

山下 次郎

Yamashita Jiro

 

生産部 管理課 主任

2017年入社

Interview. 01

外注品の持ち込み・引き取りで
心がけているのは綿密な事前調整

外注先にメッキ加工や研磨加工、酸洗いなどに出す製品を届け、仕上がったものを引き取り、検品するところまでが僕の業務です。週に3日程度はトラックに乗って外回りをしています。
以前は、発注の都度、持ち込み・引き取りをしていたのですが、それでは効率が悪いので、曜日と時間を決めて製品を出すように提案し、今のようなかたちになりました。高速代や人件費の面でも、そのほうが有利ですし、外注先も予定を立てやすいでしょうから。
外注先は都内4カ所、埼玉に1カ所。日によって立ち寄り先は変わりますが、どういうルートで回るか、何時までに戻ってこられるかにいつも気をかけます。製造の担当者に仕上がり品を引き渡すのに、戻る時間を決めておかないと作業の予定を狂わせたり、滞らせたりすることになるからです。
工員さんから「何日までにほしい」と指定されることもあります。そういうときは、いつまでに製品を出してもらえばその日に引き取れるかを外注先と相談します。外注に出す1週間か2週間くらい前からそういうスケジュール調整をしますが、製造・組み立て作業をスムーズに運んでもらうには、製品の持ち込み・引き取り作業にもまして、この調整がとても大事だと思っています。

Interview. 02

前職はイタリア語の通訳
人と人をつなぐ役割は今も同じ

大有入社前は、イタリアのサッカーチームで通訳をしていました。外注先で前職を尋ねられてそのように答えると、皆さん「えっ! 何で大有に?」と驚かれます。でも、もともとは工業高校の出身で、機械が好きでしたし、ものづくりの仕事にも興味があったので、何かしら機械関係の仕事に関わりたいとは思っていました。
短い期間ですが、商社に勤務していたこともあります。商社は会社と会社の間に、通訳は人と人の間に立って、お互いをつなぐ仕事。今の仕事も、外注先と当社をつなぐ役割ですから、構図は同じです。ですから、前職の経験が生かせるだろうと思ったんです。
外注先は、長年つきあいがあっても、当社とは別の会社。気持ちよく仕事をしてもらえるよう心掛けています。以前、1日2日で仕上げなければならない急ぎの製品が出たとき「山下さんじゃ断れない。いいよ」と言ってもらえたのがうれしかったですね。

Interview. 03

大有のものづくりを支える

名アシストでありたい

仕上がり品の運送には気を使います。特に研磨品は、傷をつけたら補修に余計な時間がかかってしまいます。ですから、引き取りに行くときは、最後にその外注先に回るようにスケジュールを組みます。
毛布で包んだりもしますし、研磨品のハイリフトは他のメッキ品とは分けて積むようにもしています。モノを渡して、また受ける。サッカーでいえば、パスワークが僕の仕事。パスがまずいと後のプレーにさまざまな支障をきたします。それはできるだけ避けたい。
機械づくりはできなくても、機械づくりをアシストすることはできます。それが僕の役割。下支えする役回りが、性格的にも自分に合っているのではないかと思っています。
僕はオンリーワンでいたいんです。大有は、他社がつくれない製品をつくり続けてきたオンリーワン企業。そこが好きです。大有の製品は、海外でも通用すると思うので、ゆくゆくは海外進出もしてほしい。そのときは通訳として貢献します。