業務の流れ
オーダーメイド製品の受注から完成まで
大有の各部署がどのように連携してお客様のニーズを実現するのか
オーダーメイド製品を主として受注から納入までの流れをご紹介します
1 引き合い  

電話やホームページでお問い合わせやご相談があると、営業部の担当者がお客様のもとへ出向きます。希望される作業の内容、抱えている課題やその課題を解決するための条件などを、細かく聞き取り、作業の現場と周囲の環境もチェックします。

このとき営業は、お客様が希望される作業に見合う機器の選定や、機器を複合的に組み合わせるケースも想定してお話をうかがいます。その後、仕様書を技術の担当者へ送って打ち合わせをし、設計を依頼します。

2 受注   

設計依頼を受けた技術部員は、仕様書に沿って設計図面を作成します。ただし、過去の経験から、営業部員の選定とは異なる機器を提示したり、求められる作業をよりよいものにするための機能を付加するなどのアドバイスをすることもあります。

営業担当はアドバイスされた内容をお客様に伝え、機器選定と仕様、費用の見積もり、納期などの詳細を詰め、ご注文を受けます。

3 仕様の確定  

営業担当は、お客様の細部にわたる要望やお客様も気づいていない潜在的な課題等を入念に確認しながら製品の仕様を固めていきます。

 

設計担当はお客様から出た要望に対して技術的な視点から実現性を検討します。その後、問題がなければ製品の仕様を確定します。時と場合によっては仕様の確定後に追加依頼がくることもありますが、その都度柔軟に対応していきます。

4 詳細設計  

仕様が確定すると、設計担当は製作のための詳細な図面を作成します。

これまで培ってきた技術を総動員してお客様ごとに一品一様に仕上げていきます。

シンプルな構造と作業性が求められるのは当然ですが、一方では製造しやすいことも大きな要素です。そのため設計担当が、ベテランの生産部員に意見を求めることもよくあります。

また、当社には創業以来の製作図面が大量に保管されており、仕様を検討する段階から、それらが資料として活用されています。

5 製作  

製作図面が完成すると、生産部の生産管理担当が、外注する部材・部品の加工を手配し、製作部員を選定します。

原則として、1機器の製造・組み立てを1人の製缶工が担当するジョブ・ショップ方式が大有の特色です。作り手が使い手の安全や使い勝手の良さを意識しながら、責任を持って機器を仕上げるのに、この方式が適していると考えるからです。

生産部員は、互いに助言・助力しながら、丁寧に製品をつくりあげていきます。

6 検査  

製缶、塗装、組み立てが終わると、機器は検査に回されます。仕様通りに仕上がっているか、寸法から動作までを入念に確認します。

常にお客様の使い方を想定しながら、実際の使用で不備や不都合な点がないように検査することを心がけています。

7 納入  

お客様の立ち会い検査は、基本的には納入先で営業担当が行います。

大型の機器や特殊な構造を持つ機器の場合、お客様に工場へ来ていただいて検査することもあります。

検査を終えて不備がなければいよいよ出荷です。

丁寧に梱包し、慎重に荷積みを行います。

「使ってよかった」「作業がラクになった」「これで安全に仕事ができる」

そんなお客様からのお声を励みに私たちはこれからも良い製品を作り続けます。