無理に思える仕事でも
「まずやってみる」が私の信条
目黒 裕樹
Meguro Yuhki
生産部 関東製作所 製作所長
2017年入社
Interview. 01
1機器の製造・組み立ては1人が担当
自分の裁量で仕事ができる会社
業務は製品の製造・組み立て、それから工場管理者も務めています。こちらは皆の作業状況、特に安全管理の面を見ることと、工程管理や他部署からの連絡事項を伝えたりするのが仕事。工場内の仕事がスムーズに運ぶよう見守るのが役割です。 私自身も、いつも気にかけているのは仕事の段取りですね。複数の機器を掛け持ちでつくることもあるので、作業の優先順位をはっきりさせて素早くてきぱきとやらないと、手順が混乱して作業に手間取ったり、時間の空きができたりしますから。
大有は、基本的に1機器を1人の工員が担当して、製造・組み立てまでやります。これがいいですね。もちろん完成予定日は外せませんが、自分の裁量で作業を進められます。 いろいろな作業をこなす技術が必要ですが、以前いたのが、機械からコンベアやタンクの製造、配管などまで、何でもつくる会社だったので、その経験が役立ったようです。マテハン機器は知らない分野でしたが、大有の仕事にもスッと入ることができました。
Interview. 02
せっかちな性格だからゆっくりペースで
それがミスを防ぐマインドコントロール
製品がきれいに仕上がったとき、予定より早く仕事ができたときはうれしいですね。ただ、スピーディに仕事をするのは大切ですが、そこに落とし穴もあるんです。先へ先へと急ぎすぎると、ミスをするおそれも高くなりますから。 実は私、かなりせっかちな性格なんです。電車を降りて、前の人の歩くのが遅いとイライラしてくるくらい。だから、仕事ではあまりペースを上げすぎないように気をつけています。製造でミスをすると組み立てがうまくいかず、それを補う手間と時間がかかってしまう。余裕を持って動く、自分のペースを守るということを、ミスをしないために心がけています。 人それぞれのやり方はあるでしょうけれど、ものをつくる仕事では、できるたけ気持ちを平成に保つように心がけることは大切だと思います。私は音楽が好きなので、自宅にいるときは音楽を聴いてリラックスするようにもしています。
Interview. 03
人の判断に頼りきってはだめ
やってみて初めてわかることもある
人に頼まれたことは、何でもできる人材でありたいですね。これは前の会社でのことですが、「これを溶接して」と頼まれたもので、明らかに無理なものがある。「これを溶接するのは無理です」と答えると、「やりもしないで無理と言ってはいけない」と社長に叱られるんです。「とにかくやってみろ。それでだめなら無理だと言え」と。
今は、見て無理なものはそう言いますが、できれば「無理」は口に出したくない言葉です。なぜなら、これはダメだろうと思いながらも、やってみたら何とかなったということが実際にあったんです。
おそらく、従前に「これは無理だ」と先輩たちが言うのを見聞きしていて、そう思い込んでしまっているところが私にあったんでしょうね。できてしまえば「なんだ、こんなもんか」という感じですし、やってみて初めてわかることもいろいろとあります。
無下に判断しない。人の判断でものごとを決めようとすると、できない理由をあれこれ考えてしまうことになる。そうはなりたくない。ひとまずやってみる。やってみて判断する。何ごとに対しても、そういう姿勢を大事にしていきたいと思っています。