常に、謙虚であれ
人に、仕事に、製品に

眞鶴 哲郎
Maduru Tetsuro
生産部 品質保証課
2017年入社

Interview. 01

きちんとやれば仕事を任せてもらえる

大有は働きやすい会社

完成した製品の検査が僕の担当です。組み立て図に従って、各部の寸法などが仕様に合っているか、求められる動作が正確にできているかを確認する仕事です。特に気にかけるのは動作。最大荷重の容器の上昇・下降がスムーズにできるか、容器をしっかりつかんで回転できるかといったところを注意深くチェックします。入社してまだ3年ですが、もともと機械が好きで、施工管理や機械設備を設置する仕事をしてきましたから、初めてだった検査の仕事にもすぐになじめました。 大有は働きやすい会社です。個人を縛りつけるようなことはなく、きちんと仕事をしていれば、かなりの部分を任せてくれます。職場の上下関係も、いい意味でユルい。気兼ねなく誰にでも話ができますし、互いに相手の仕事を尊重する気風があります。製造・組み立ては、1機器を1人が担当しますから、誰もが自分の仕事に集中できる環境ですね。 どの機器、どの工程が誰の仕事かがはっきりしているので、完成品を検査する僕の立場でも、これはありがたいシステムです。

Interview. 02

検査で見つけた難点の原因も考え、

工員や設計にフィードバック

仕事にやりがいを感じるのは、仕様通りになっていない部分、つまりミスを見つけたときです。担当者には悪いけれど、それが検査する意義。 ミスを見逃した製品がお客様のもとに届いたら、困ったことになりますからね。特に気をつけているのは、製品が検査に集中するときです。立て込むと、1つの機器の寸法を検査しながら、他の機器の動作を検査するようなこともあります。そういう平行作業で大事なのは、段取りよく検査手順をこなすことです。ひとつの検査手順を中途半端にして、他の手順に移ると、自分でわかっているつもりでいても、混乱してしまうことがありますから。 検査する製品に難点を見つけたときは、その原因も考えます。仕様に合っているかどうかを、ただ見るだけが検査の仕事ではない。そこで気づいたことを、担当の工員さんや設計さんに報告し、相談するのも、検査員としての僕の重要な仕事だと思っています。

Interview. 03

「完璧だよ」と褒められた検査

でも、足りないところはまだまだある

完成品のミス以上にこわいのは、僕が検査ミスをすることです。コンディションを整えて仕事に臨むことも心がけています。趣味がマラソンで、ウルトラマラソンにも出場しています。大会に備えて、昼休みに筋トレをしたり、帰宅後に走ってもいるのですが、その時間が気持ちのリフレッシュに役立っています。何か気がふさぐようなことがあっても、「さあ、これで今日はいけるぞ」とポジティブな気分になれるんです。僕にとっては大事な時間です。以前、お客様に「検査が完璧だ」と褒められたことがあります。製品納入時の立ち合い検査は、営業が出向いて僕の書いた検査報告書をもとに説明します。そのとき、あまり例のないことですが、お客様が抜き打ちで、数カ所の寸法を測ったそうです。そして「眞鶴さんが検査したのはわかっているけれど測ってみた。数ミリも違いがない。完璧だよ」と言われたそうです。 うれしかったけれど、僕にしてみればふだん通り、きちんと検査した結果に過ぎません。ただ、営業さんとお客様が、そのことで快く話ができたのなら、そちらのほうが成果といえるでしょうね。会社の評価につながりますから。もっと自信を持って、仕事ができるようなりたいですね。 検査の仕事はできても、ほかの部分では足りないところがまだまだあります。それを常に自覚しながら、仕事に取り組みたいと思っています。